海外永住
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新学期が9月には始まり、夏休みは2ヶ月以上ある欧米。
逆算して?5月の末か6月初めが卒業式のシーズンとなります。
ハリウッド映画には高校生がタキシードを着た男の子がカクテルドレスを着た女の子を車で迎えに行く。そして学校の講堂で行われるダンスパーティー、なんてシーンありますよね。
アメリカ版はこれをProm でカナダ版はGradと違う言い方をします。”Grad” という単語は単に”卒業生” という意味なんですけどねぇ。
「プロム」ではなく「卒業生」と呼ぶだけあって?!カナダのそれはアメリカのに比べれば超!地味。
それでもみんなでお金を出し合い、リムジンを借り切って街をクルーズしたりはしています。
私は昔、知人の甥っ子のホテルで行われたgrad に行ったことがあるのですが、こちらの子供?背が高く体が大きいせいか、もう完全な?!大人。これが高校の卒業式?と圧倒されました。
女の子はお化粧をしてヒールを履いているし、こっちのほうが子供のように感じてしまった私です。
ヨーロッパの事情はわからないのですが、北米だと州によってお酒が飲めるようになる年齢が異なり、ここBC州では19歳(ちなみに選挙権は全カナダで18歳から)、アメリカのカリフォルニアは21歳と超がつくほど遅めです。
そしてID提示が義務付けられており、場合によっては2つ求められることもあります。
飲酒事故は圧倒的に24歳以下が多いため、飲酒販売の年齢確認はとても徹底していて、パブでも若く見えるとID提示を求められるそうです。
小柄な日本人は若く見えるため、リカーストアでID提示を求められた日本の女の子(にみえました!)が "イヤだぁ、私35なのにぃ“ を言ってるのを聞いたことがあります。
とても嬉しそうな言い方でしたぁ。(笑)わかるなぁ、女心・・・・
私は前の女性が嬉しそうにIDを提示していると、「私には年、聞いてくれないのぉ?」なーんて冗談を言ったりしています。
またこの次の人がシニアの女性だったりすると、わざとIDを求めたり・・・・
こちらではスーパーのレジの人とちょこっとお喋りしたりすることもままあるので、日本とは大きく違いますね。
How are you?とは必ず聞いて来ますから、ほんと、お国柄ですね。フレンドリーです。
それでも私がお隣の州、アルバータに行った時のこと。レジに並んでいた人がブリティッシュコロンビア州に行った時の話をしていて、BC州の人は冷たい、だから大きな都市は嫌だ、といっていたのを覚えています。いやはや、何事も比較の問題なんですね。
ちなみにアルバータ州は農作地が多いため運転免許は農作作業の機種?といった制限付きで14歳からと聞いています。BCでは16歳。それでも2年、日本より早く、時々運転席にひげも生えないつるつるの子供の顔を見かけると、ちょっとぎょっとして怖くなります。
というわけで~未成年へのアルコール販売が厳禁で、違反すると営業免許を取り上げられてしまうため、売るほうも真剣です。
私からみると30半ばに見える白人男性にもID提示を求めていたことがあって、この男性は若くみられたことと?!いったんうちに帰ってIDを持って来なければお酒が買えない、という緊急!事態に怒って、怒り心頭、販売員と押し問答、けんか腰になっているシーンも目撃したことがあります。
それでも販売員は首を横に振って決して折れず、お酒を売ることをしなかったため、この人は捨て台詞を吐いて出て行きました。
こういった環境のため、アルコールやタバコが飲みたい高校生はホームレスの人に頼んで?買って貰い、一本ビールをその人にお礼としてあげる、らしいです。
IDを偽造する、という一枚上手もいるとか・・・・
そこで州営のリカーストアはこうして未成年者の飲酒を食い止めようとしているのです。